2008年11月11日

08/11/06-3

パリへ
と言ってもまた出張ではなく先週の木曜日の回想です。霧の朝リールからパリ北駅行きのTGVに乗りました。今日はとうとうレデレさんに会える日、彼のアトリエに向かう日です。仕事以上になんだか緊張します。
たまたま駅のRELLYSで見つけて買ったフランスのクルマ雑誌「CLASSIC & SPORTS CAR」の最新号はBerlinette AlpineA110-1600sが表紙。おぉ!とか思って、思わず買ってしまいます。5.5euro。ちなみにこの雑誌、写真がきれいなので普通でも案外買ってしまいます。
定時に出発したTGVに揺られながらページをめくる。赤の1600S。こういう綺麗なのは写真を見ているだけでもいいなあって。素晴らしいコンディション。綺麗なオリジナルだなぁ。と思っていると、それもそのはず、読んでいくと、なんとレデレさんご自身の愛車でした。またおぉーっ!何という偶然か!と驚き。
我に返って窓の外を見るとまだまだ濃い霧の中を走っているTGV。しかし因果だなあ。このTGV停まんなきゃいいけど。。と思ったりもした。
気を取り直して、記事を読む、というか見る。インプレッションの記事の後には、簡単なA110の歴史・データが写真と共に記載されていました。読み進めるうちに、何となく、歴史的なことでも質問されたらどうしようとか、このクルマはあの時の〜とかいうときに予備知識になるかも、とか、思いながら必死で読んでました。
無事にパリに着きました。地下鉄も良いけど、まだ時間があるし、基本的にはバスの方が好きなのでバスで目的地へ。いやあワクワクするなあ。なんかいつもとパリも違うみたいなんて。思いっきり仕事そっちのけ。
まず僕の知り合いに某所で会い、彼の子供からの友達であるレデレさんの奥さんに紹介してもらいました。生憎シャルルさんは都合が悪くなって奥さんが案内してくれることになっていました。「今日彼はどうしてもだめになっちゃたの。今度来たときは是非夫が案内したいと言っていたのでごめんなさいね。」なんて言ってくれて、それはそれで、いきなりよりは案外良かったかもなんて内心ほっとしたりもした。奥さんの運転するルノー(もちろん)で一路アトリエへ。他愛もないことお話しながら目的地に着きました。
コレクションのアトリエはビルの7階。6階までクルマで上る。確かにこの建物の内観はいのうえさんの本の中の写真で見たことあるかもとか思いながら、クルマは螺旋をグルグル上がる。6階で駐車しクルマから降りた。でいきなりA110とR8のお出迎え。おぉー!他にも無造作に旧いルノーがちらほら。僕はじっくり見たかったのだけど、7階へさっさと向かう二人を追いかけた。(続く)

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