2008年11月14日

08/11/06-5

歴史2

年代的に行くと次はG.T.4 2+2となる。実はA108とかよりも前々から実物を見てみたいと思っていた。タイプとしてクーペの展開があってしかるべきであるし、それが淘汰された訳だけれども、どのようなものだったのだろうという興味があった。

フロントウィンドウがA108やA110よりも立ち上がっていて居住性が良さそうだ。サイドには三角窓もあるし。A108が若干まだ角張っていて若干ダルな印象があるような気がするが、 ここにいたって全体的なカーブシェイプができあがっているように思う。車体に単独のモールもなく、その形が際だっている。

逆から。車高が高めで、太めのタイヤの四つ脚ですっと上がった感じは、力強くって自分はなかなか好きな形。やはりこのA108との何とも言えない印象の違いは、4CVの借り物シャーシではなく、ホイルベースが長い特別に設計されたバックボーン・シャーシのなせる技なのかな。 やっぱりアーキテクチャーの違いは、細部に波及して全体のスタイルと印象を決定するものなのだなあと思った。先のA108のサイドの平らたさ、何となく角張って何かを包んでいるような形とを比べても、シャーシが芯部にしかないことによるサイドの造形に自由ができたことが良く判る。

前面で立ち上がったフロントは、内部に2+2のシートの居住性を考慮してだろう、全体でポッコリとして飛行機の風防のよう。それでもドア周りのラインとのコントラストが効いていて、大きなリアガラスとリアのラインへの綺麗な繋がりはさすが。

ちょっぴり低いアングルから。あー。しまった。リア撮ってなかった。

というもの・・・。こらえきれず、インテリアに気持ちがいってしまったからです。A110と同じドアノブ。プッシュを押し、ドアを開けてみる。

非常にシンプルな室内とインパネ。 撮っていませんが、狭くはないけど後部座席案外広い。

いいなあG.T.4。こんなに良いとは思わなかったというのが正直な感想。とっっても良いと思うのだけれども、そしてそれだけ良くあればこそ、当時このクーペ・ラインがこれ一代で無くなったってことは、やっぱり究極のスポーツカーをつりたいということだったのだろうなぁ。と、若いジャンさんのその思いを想像してなんだか勝手にジーンとしてしまった。(続く)

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして。
昨日、最終日のギャラリーを拝見させていただきました。光を強くすると影が濃くなるという一見相反するように感じることに気づかされました。
インスタレーションとしても価値のある作品ですので、今回のように短期間でなくもっと多くの人に見てもらいたいですね。

当方、いのうえさんの本に出てくる日本上陸1号車を現在修復中です。
ボロボロの状態からの修復ですので、完成が何時になるか分かりませんが、欠品パーツ集めに勤しんでおります。
資料不足の折、レデレさんの初期型1100の画像アップ楽しみにさせていただきます。

tanshinさんのご近所なのでいずれお目にかかれることを楽しみにしております。

MAT

midori さんのコメント...

MATさま。

ありがとうございます。展覧会も見て頂いたなんて恐縮です。期間は短く平日のみというのは何とかならないのか、と思っていましたが、何ともなりませんでした・・。そういう中ご来場いただき誠にありがとうございました。

国内上陸第一号をレストア中ですか!それは凄い。いろいろ欠品あるかと思いますし大変ですが、ふと出てくるんですよね。初期型、今日色々あってUPできませんが明日くらいに。

私の方こそ是非お目に掛かりたいです。どうぞよろしくお願いします。

mat さんのコメント...

midoriさま

こんばんは。
ボクも同業者なのですが、大分違うテイストの仕事をしております。
今日は休みの土曜日になる予定でしたが、月曜UPの仕事が有るので、独り事務所で最後まで残してしまった螺旋階段の詳細図と格闘しております。。。
初期型の画像UPはスケジュール通りの順番で大丈夫ですよ、何時完成するか分からないほどのプロジェクトですので。

ではでは、お会いできるのを楽しみに。

mat

midori さんのコメント...

matさん
おお。同業ですか。
こちらも今日は休みの筈が、明日締め切りで、すでに2徹状態です。是非初期型見せてください。
螺旋階段詳細がんばってください。