2009年3月20日

09/03/19

かわら
昨晩は徹夜。さらに朝から出張だった。準備していたら家に帰れず、仕事場からそのまま品川へ行くことになってしまった。まだ夜明け前。半月の空を見ながら駅へと急ぐ。
有楽町で段々夜が明けてきた。座席に座ると寝過ごしてしまいそう。とほほ。と思いながらも、そういう自分を乗せてくれるため、いろいろな人がその随分早朝から起きてサービスしていると思うと。自分だけが大変なわけではないのだよなぁと思う。
なんとか無事に到着。6時発で9時に着く。なんとも便利なことである。というか、それが可能になっているが故にそういうスケジュールになってしまう。。。ほぼ寝て来たのだけれども。停まるたびに、ハッと起きてドアまで走るという繰り返し。寝た気がしない。
午前中の打ち合わせが終わりやっと昼食。お店の前の通りに出ていた柑橘類。おいしそうだ。この辺りはやっぱり豊かだなあと思う。で、次の打ち合わせへ車で移動。
1時間くらい走ってところで打ち合わせ。車を河原に停める。あたりは静かで河のせせらぎの音だけが聞こえる。ぽっこりとした山。整備されていない護岸。河に掛かるパイプに合板の人道橋。なんとも素敵な風景だった。
河川沿いには桜。つぼみは膨らんできている。そろそろ。。。ところで、河原を見に来たのではなく、
こっちの「かわら」を見に来た。島の改修物件で使う予定品の確認。現存のものは使い物にならないので、それに代わるものを見に来たのだった。新品でも古風のモノはあるのでけれども、大きさが大きく、また、その表面もやっぱり新品で建物にそぐわない。なので、古い民家のものを使うことにした。このお家の葺き替えが予定されている。建物とともになんとも良い雰囲気。

既に別の家の葺き替えの時に保存しておいてもらったもの。どうも自分はこういうふうにモノが積まれているのを見るのが好きみたいだ。
こういうサイズ・こういう表面は今は手に入らない。作るとしても型から作らねばならず大変なコストがかかる。ちなみに、知らなかったのだけれど、1坪当たりに何枚置けるかというその数で、そのサイズが呼ばれる。これは64。最近流通しているものは53で、それだけ大きい。小さい家のかわらが大きいと、ぱっと見わからないかも知れないけれども、スケール感がかわってしまい全体に雰囲気に影響する。 またいろいろな葺き方形状があって、「和がわら」とはなんとも奥が深いものだ。
17時前ののぞみで暗くなった東京に帰ってきた。はっきり言って疲れました。でも、また明日の準備があるので仕事場へ直行せねば。
こっちに帰ってくるといつもそのギャップに驚く。この辺りこんなにたくさん大きなビル建っていたっけ?て思うのだった。いつの間に?と思うのと同時に、ふと、綺麗な夜景だなと素直に思うときがある。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

おはようございます。
川辺の里山の雰囲気とてもいーですね。
それにしてもハードスケジュールお疲れ様です。
ホントに感服します。
私は今日は山形新庄まで行ってきます。
ではまた。 byしばけん