のぞみ

今朝は早朝ののぞみで岡山へ。駅のモニターには大統領就任式の中継が。そうだった。忘れてたと気付く。パレードってああいうものなのか。クルマは良く見えました。

出発しても辺りは真っ暗。ほぼ徹夜だったので速攻で睡魔が。寝てしまう。気が付くと駅に着いていた。

島。午前中は曇。夕方には雨が降り出したけれど。水面がゆったりとした瀬戸内海。曇りの薄グレーに遠景が霞んでいた。

街。小さいながらも入り組んで高低差のある街は、いつ来ても何か新しい風景が発見できて楽しい。ここから海が見えるのか。

改修をする家の庭が綺麗になっていて、今まで雑草で隠れていた石積みの塀が現れた。なんだか遺跡のよう。風景というのは人の手が入ることで、生き返って見えるし輝きを増すのだと思った。それはほんのちょっとしたことなのかも知れない。

改修する家屋の小屋組が現れたので確認。この民家は江戸時代くらいに出来たものらしい。特徴的であるけどシンプルな構造。丸太の梁に束立。

もうひとつ違う民家の小屋組。これは洋式の構造である。大きなトラスの梁。

また別の民家の小屋組。これも江戸時代だが、先のより豪華。ぐねぐねした太い丸太の梁に束立てしてさらにぐねぐね梁に束・・・。人体模型の血管を見ているよう。いろいろな小屋組が、同じような瓦葺きで出来ていて外から見るとあんまり変わらないし、室内も普通に6畳とか8畳とか小部屋に割られていて天井もあってうかがい知れなかったわけで、見えなかったもののその多様性がとても面白かったし、それが見えないような部屋割になっていたことに、生活習慣の変化とそれを覆うものとの、そのギャップについて考えさせられた。ちなみにこれらは計画では空間に全て表しとなる予定。楽しみ。

打ち合わせ室から見える瀬戸内海。曇りの日。霞む空と海のグレーが綺麗だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿