2009年2月25日

09/02/25-2

Berlinette 1300VC '72 日が暮れるので急いで試験走行した。辰巳のPAでいろいろ取り付けた部分がガタついてないかどうかチェックした。そして記念撮影。既に北でUPされていますが・・・。我ながらちょっと見とれた。
横一文字のリアバンパー。この位置から見る、後輪周りの力強くグッと据わった感じ、それを強調するようなバンパーがたまらなく好きで、やっとここで、一連の作業をやって良かったと思った。

右リアから。 この位置から見ると流線型が際だっていると思う。リアから回ってくると、その力強さが一転し、全体が優美なカーブを描いていることにいつもハッとさせられる。屋根とボディの2本のカーブが作りだす基本的な形は、それらを立体的につなぎ合わせる断面が、局所的に盛り上がったりへこんだり、様々な方向性をもって微妙に構成されており、見る角度によって多様に見え方を変えるからなのだと思う。
サイドビュー。こちらからはまたちょっと落ち着いた感じになる。ある種典型的な流線型だからというものあるけど、いろいろなパーツ、ガラス枠やモール、ヒンジといったそういう諸々の部分の構成が見え、それが、なんというか、完全には流線型を志向していないように見えるからそう思うのかもと思う。それは、実は他の車のために作られた部品を流用しているから、というもあるけれども、一方でそういうひとつひとつ部品が固有に醸し出す味というのか、その調度品的な納まりが持つ造形がかえって浮き立って見えてくるというのもあるように思う。関係ないけど、若干前のめり気味な感じが。モールが水平になる程度に前輪を調整しようかな。
付け替えたインレットのモール。リプロだけれど、うまくいって良かった良かった。

サイドからフロントへ。 メッキバンパーが、こういう個体にはやっぱりしっくり効いてるような気がする。他の金属部分が全部メッキだからかな。やっぱり。

もう一度フロントから。よく言われるけど、確かに他のどのクルマにも似ていない独特の顔。 文句なく格好いいと思う。でも一方で、鳥山明の漫画にでも出てきそうな、小ささと可笑しな感じが少しあると思う。やっぱりその辺のアンビバレンスさみたいなものも、コアなファン(というか自分か・・)を惹きつけてやまないところでもあるんだろうなあ。もちろん走って楽しいし、サーキットやラリーで強かったてのもあるんだけれども。
その(個人的に思う)アンビバレンスな造形と共に、借りてきたパーツ・調度品達の結合というのが、小さいけれど大きな鍵なのかなあと思ったりもした。もちろん40年も前のデザインであるし、そのデザインが、それ自体での既に独自のキャラクターを持っているのだけれども、それが何か自分の近いところにあって、このクルマを手の届かない高みに上げないで、地上にしっかりと降りて走っている感じをさせる、自分としてはとても重要な価値基準とその魅力の源なのだと、今回いろいろ部品を弄くってみて思ったりした。ひとまず。まだ続きますが。

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