
月曜日の早朝空港に向かった。レアルから電車に乗る。七時過ぎ。乗客はまばらだった。窓から大きなマンションの躯体が見えた。あんなでかいの今まで気づかなかったな。

空港に着き無事にチェックインを済ませて、一旦外に出て外の空気を吸ってしばしひと息つく。新カングーも見慣れてきた感があるな。

4時間の飛行の後。着いたのは初めての国イスラエル。テルアビブ空港に到着した。突然ヘブライ語だけの表記にちょっと戸惑う。有ることは知っていても実際に触れた事のないものにふれる感じは日本に着いた海外の人もこんな感じなのかな。パリから比べるととにかく暑い。39度とのこと。案外スムーズに大したドラマも無く入国が完了。知り合いが迎えに来てくれていて、クルマでそのままエルサレムに向かう。1時間程4000年以上から有るという国道一号線をエルサレムへ。エルサレムは標高が高くテルアビブに比べるとかなり肌寒い。

ホテルに着いて窓からみた風景。少しだけ明日のための打ち合わせをする。明日はプレゼンがある。そのためにやって来たのだ。

火曜日。午後のプレゼンの前に敷地の見学をする。中心部に有りながら歴史的な建物が周りを囲まれ、取り残されたような不思議な場所だ。現在は駐車場。見えているのはロシア教会。

そのロシア教会に入ってみる。装飾は筆によって描かれていて色使いも何か独特。不謹慎かもしれないが、なんだかとてもかわいい。

街を歩く。この街では建物は新しいものも全て地元の石を立面に70%程度使わなくてはいけないという法律が有る。いろいろな形や最近風の建物も、それこそかなり昔から建っている建物も、同じ色と素材感を持っていて、街に統一感を与えている。それはデザイナーにとってはとても強制的であるけれども、この街に大変な価値を与えるのだろう。何千年もの過去から未来までを考えるその思想に感心した。

昼すぎにプレゼン場所に向かった。クルマでオールドシティの脇を通った。門から街がチラリと見える。終わったら行ってみよう。

プレゼンの場所は街の外れの山の上にあって、クルマで登って行くと広陵と続く土地が遠く一望できた。この先に砂漠があり死海ありヨルダンが有るのだという。行ってみたいものだ。

プレゼンが終わり、オールドシティの散策に出掛けた。これが昔から有る門でその左は近年になってクルマの進入のために開けられた壁とのこと。


狭い小路を歩いていく。両側は商店がひしめき合っている。照り輝き滑りそうな石床。いったいこれまでどれくらいの人が歩いてきたのだろう。


街にはユダヤ・アラブ・アルメニア・キリスト教徒の4区画のブロックがあって、路地を境に別れらている。だから細い路地に対面する店は実は宗教が違う人たちのものなのだ。

3千年以上も前にできた外周4キロ程度の街が、そのままその構造を残しながら今に至っているいうことにかなり感銘を受けた。

もちろんそれは3つ世界宗教の宗教的な聖地であるからなのだけれども、具体的にその建物や街が残されていることによって補強されている事も大きいように感じた。ある程度、人はその生活する環境によってある程度作られる。。ような気がする。。制服を着たちいさい女の子達を見て、自分の仕事が持つ責任の様なものを考えさせられずにはいられなかった。

日がくれてきて現地の知人とテラスレストランに夕食を食べに登った。ちょうどテラスに着いたころ、日がくれてきて薄い黄金色に輝く街を一望する事ができた。

満月が出ていた。下のレストランでは生演奏をしていて、街には今まで聞いた事の無い旋律の歌声が響いていた。どこの音楽ですか?と聞いてみるとギリシャの音楽とのことだった。


水曜日。朝早くタクシーで空港に向かった。綺麗な朝焼け。名残惜しい。今回は実質二日も居られなかった。また来てみたい国だ。

出国にはかなり時間が掛かった。ここに着た理由。誰にあってどこに行ったのか。根掘りは掘り聞かれて少し閉口した。でもやっと建国できた国を守ろうということなのだろう。わからなくもない。。。。



地中海を越え、アルプスを越え、いつものパッチワークの耕作地が見えてきて空港に着いた。

いつものように空港について外に出て外の空気を吸った。ふう。

部屋に戻るとトマトが随分と力強く育っていた。植え替えするとこんなに違うんだ。ちょっと驚き。

木曜日。北の街の現場へ。二週間ぶり。現場は進んでいる。

やっと中央部分の棟の柱を建て始めていた。楽しみだ。夕方パリで打ち合わせだったので、15時過ぎに帰路についた。連日の早起きやら移動でヘトヘトになる。

金曜日のトマト。茎が太くなってきている。前回帰国する前に、「これ持って帰ったほうがいいか?」と相方に聞くと、「うーん。。育っても被爆していて食べる気しないしねえ。。」と言われ返す言葉に困ったことを思い出した。。
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