08/06/08

陸送

昨日は早朝から陸送でした。ワンテン達者でな！ ではなく。同乗させて頂き西の方へ整備に向かいます。一昨日の不調の後、キャブを自己流にいじったりしていたけれども、点火すると「ババンババン」で「バン！」でエンジン掛からなくなり、さすがに住宅地ではちょっとこれ以上はどうすることも出来ず、お恥ずかしながら陸送しました。
でも、保険で呼ばれた陸送屋さん、車を見るなり「アルピーヌだねえ！おいさんの若い頃６０・７０年代の青春の車だよ。これは高嶺の花で手を出すこともできなかったんだよ。」と興奮気味。実はこの方昔ラリーをしていたらしく、６０年代から趣味でいじってラリーにエントリーしていたらしい。「いやあやっぱ軽いねー！」とかいいながら荷台へ載せて。道中いろいろなラリーの昔話をお聞きしてすごく興味深かった。トヨタ系の会社に勤めていたらしい。最初はラリーやっていても、会社で全く理解されなかったとのこと。ＮＩＳＭＯすら無かった時代と聞いた。自己流でって想像出来ないです。

ウチのワンテンに付いているオスカー見ながら、「マーシャルのダブル反射、今手に入らない奴、まだ取ってあるよ。暗いけど。」って、ニタリ。 僕はこういうおじさんが好きで、こんな感じの偶然の出会いが好きです。

で、とある西の青い車ばかりのところへ到着。ちなみにラリー趣味のおじさんも興奮気味でうろうろ物色するが電話で呼び出されて残念そう。おじさんまたお会いしたいなあ。

しかし青ばっかり。ワンテン３台、ゴルディーヌ２台、サンク・アルピーヌ、クリオ、シムカ・ラリー。全部青。路上の２０４のみ白。で全部フランス車じゃん。Ｋ氏曰く、「青い車もやっています。」という昔打った広告がまずかったとか。。。

で、疑われたところは、まずデストリビューター。キャップ内に異物ありで清掃し、ポイントの接点を復活させるべくヤスリで削る。それでエンジン自体は一旦掛かった。が、どうも変。ガスが来てない？フロントのタンクを見るとガソリンはあれどものぞいてみなくては解らないほど少ないので、ガスがうまく吸い上げられていなかった模様。必ずしも底から吸う訳ではないのでそういうことが起こるとのこと。ふうむ、フロントのグリップのため、ある程度のガソリンを貯めておくように設計されているのか！？と、深読みともにレデレ氏の顔が頭をよぎるが、簡単に言うとつまりはガス欠。。。ガスメーターはもともと満タンを指したまま動いてなかったので、トリップで計算して見ていたのだけど見損なった訳だ。メーターおよびゲージを見てもらうが、ナット共回りではずすことすら出来ず、これは次回にと断念。

買ってきたガソリン入れて再度エンジンかける。点火はする。が、まだ「パンパン」いっている。で、なんか詰まってるのではないか？と、キャブが疑問視される。で、はずして清掃。これは１３００ＶＣの純正キャブレターWeber32DCOE。純正であるが故逆に貴重なので大事にしよう。

上部側。ガスたまりに真鍮製の浮きがついている。アナログだ。しかし、、サルのお面みたいですよね。

本体側。サルのお面がつく相手。こっちはＲ２Ｄ２の顔部分みたい。洗浄すると若干の「緑青」が出てくる。ガソリンに水抜き剤入れよう。洗浄終わって点火するが、調子はあんまり変わらない。。。

再度デストリビューターをチェック。キャップの何番かの部分に若干ローターがあたっている部分がある。それは点火系に、なにかしらの負担がかかっていて、なにかしらの負荷がかかっているということらしい。先ほど接点を削ったポイントはコンデンサーとともに新品に交換することにする。というのは、上の写真の様にポイントの接点が腐食して盛り上がっているから、という診断による。再度エンジンを点火すると、驚くほどアイドリング良好！で、さっそくそこらを一周してくる。一周して戻ってきてもまだ多少「ボロッボロッボロッ」っていっているので、全プラグのかぶりを取り、プラグの接点間隔を調整し、再度キャブを調整して点火。やっと調子が良くなった。Ｋさんありがとうございました。長い間お疲れ様でした。

帰り道、今までずっと満タンに振り切っていたガソリンメーターがそれらしくゆらゆら動き出した。良かった良かった。とはいえ、ガソリンは常に底より上を基本に目視確認すべし。たぶん僕が焦って変にふかしちゃったりしてプラグがカブってしまい、それが故にデスビのキャップ部分やポイントに負荷と負担をかけたということのようだ。このくらいは自分で何とか出来るようにならなければ。修行はつづくよ。