2008年11月30日

08/11/28

聖地へ
最終日の夜はなんだかよく眠れなかった。早朝、行ってみようと思い立って、早々にパッキングして駅に向かった。券売機で行き先を入力し切符を買った。さすが中央集権のフランスの交通網。全てはパリに向かいそこから放射状に分かれる仕組み。ドーバーの海岸線を行けばいいのに。
というわけで、パリのサンラザール駅で足止め。この駅はプラットフォームが連なっているのだけれど、それらがあんまり区別なく並列されていて、州内のReigonalだったり州外へのGranLineだったりでわかりにくい。間違えそうだ。
やっと列車が到着したのでプラットフォームへ。ノルマンディー方面に向かいました。ノルマンディーというと上陸作戦しか思い当たらない。でもそれは世界史ではなく実はTAMIYAの影響です。
聖地。DIEPPE。パリから一本乗り換えて2時間半。ノルマンディーに位置し、イギリスへのフェリーの港。そしてアルピーヌの創始者ジャン・レデレの故郷。
どうしても一度見ておきたいと思っていた。いったいどういうところなのか?ということを。
DIEPPE港。なんというか、はっきり言ってとても寂しいところ。明らかに衰退した町並み。閑散とした駅。まあ、季節が悪いのかもしれない。特に調べても無かったので、何かないかなあと思い、雑誌に載っていたアルピーヌ・クラブ・ディエップの代表者に電話してみたが、英語ダメで情報得られず。とりあえずルノー・アルピーヌの工場へ行ってみることに。
ルノー・アルピーヌの工場。駅からちょっと離れたところにある。金網が張りめぐらされたさえた敷地内にはルノースポールの新車がちらほら並んでいる。一般公開部分かなにか無いかなあと淡い期待を持っていたが・・工場でした。
その工場からいくらか離れたロトンダの一角に今年建てられたジャン・レデレさんの銅像がある。都市間を結ぶ主要な幹線道路からDIEPPEの市街に入るロトンダ。レデレさんは少し微笑んでいて、でも腕を組んでいて、遠方を見つめている。
やはりアルプスの方向を見ているのだろうか。このあと街にトボトボと戻る。1時間に1本の電車待つ間に昼食を取る。適当に入ったお店はハズレ。正直美味しくなくて残念。寒い中荷物引きずって歩いていたので疲れた。
街から駅へもどる途中。見覚えのあるステッカーが。Rédélé。ああ。ここにまだレデレさんのディーラーがあるのかも。駅前の駐車場このクリオ以外にも何台か。ちょっと嬉しかった瞬間。
20分遅れとアナウンスがあった帰りの電車を待つプラットフォーム。聖地DIEPPE。こういう辺境からでないと物語は生まれないのかなと勝手に結論づけた。

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