革むき

ドアの上部のパネルは本来FRPにクラック塗装である。ウチのは革が巻かれていて、前々から気になっていたので、この際ダッシュの塗装の練習も兼ね、革をむきクラック塗装をしてみようということになった。まず革むきから。

1本剥けた。上が革巻き。下が革を剥いたもの。下地のクッションを剥がすのが大変であったが、アルコールを使ってゴシゴシして剥がすことができた。

剥がしてみると、本来のクラック塗装が出てきた。ほほう・・出てきました。ちょっと感激する。なんだか美術修復家か考古学者みたいな気分になってくる。

パネルの場所によっては欠けがあってFRPで補修してあり、革を剥がして塗装を出して綺麗にすれば良いというわけにはいかないようである。クラック塗装の仕上がりの感じを記憶しつつ、塗装を紙ヤスリで削っていく。

塗装が大体削れたところで補修部分や裂けのある部分、及び中央の化粧メッキトリム用の穴を埋めるように、ポリパテを盛る。メッキのトリムはウチのには残っていないのと、リプロも欠品で無いらしい。ゆくゆく手には入ったら付けることとする。

ポリパテの乾燥後全体を磨く。何だか昔のプラモつくりを思い出すなぁ。クラック塗装は、結構厚みがあり案外しぼが深い。DIYで同じように出来るだろうか。

こんな単純なところにも微妙なカーブのもりあがりとへっこみがあって驚く。上部の引き手らしきところ、取っかかりがないのでこれでドアは引けないのだけれど、それっぽい感じで張り出して上がすり鉢状になっている。なにか彫塑的。

二本とも磨いてサーフェサーを拭いて乾燥を待つ。ここは北のお店ではありません。
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