2009年2月9日

09/02/09

seto 1/2
土日は瀬戸内海方面へ出張だった。早朝の便で高松へ。羽田がやけに混んでいるので何でだろう?と思って、その日が土曜日とは気づかなかった程、曜日感覚が消失していることに我ながら驚いた・・・。飛び立ってふと見ると琵琶湖。こういうの見るといつも、地図と同じだなあと、当たり前のことを思いながら見入ってしまう。
空港から港へ。ここから「豊(て)島」へ行く。仕事関係の用事なので手配してもらった船を艀で捜す。フェリー、水上タクシー、、陸路とは違うだけで何だかワクワクする。
こんなに小さい船には初めて乗った。漁船のようである。酔うかなと心配したけど、瀬戸内海の波が穏やかのか全然へっちゃらだった。丁度運転席の前の窓の付いている小さい船室が乗客の乗るところ。
島に上陸。初めて。この島の隣の島にいつも行っているわけだが、どういうところなのだろうと興味津々。この島は結構大きな島である。大きくても人口は1000人ほどで、やっぱりここも過疎化が進んでいる。それでも島の大きさとか名前が示すとおり、嘗ては自給して余るほどの農産物が生産されていた。また早くから酪農も行われていた。漁場に恵まれて漁業も盛んで、文字通りの「豊かな島」であったらしい。
ここには棚田がある。それは残念なことに休耕田になっているところも多いらしい。島で昔から取られていた石で擁壁がつくられていて、小さいけれどとても見応えがある。
このように薄い石を木口を見せるようにして斜めに積むのがこの島の伝統らしい。いつも行く隣の島も石で有名なのだが、石の色も違うし、その積み方も違うことに事実に驚いた。
街の中も同じようにして積まれた石垣や擁壁が目に付く。海から離れたとある山間の集落。小さいまとまりでありながら起伏があり、細かく入り組んでいてとても面白い。
一番高い壇山(339M)に登って高松方面を見せてもらった。屋島がうっすら霞んで見える。瀬戸内海って大小様々な島があり、島の大きさやその離れ具合から出来たのであろう、その島々独自のキャラクターがあり、それに触れることが出来るのはとても面白い。それは何かヨーロッパの国々の多様性を見ているような気がする。その後いつもの隣の島へ向かった。

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