2009年2月14日

09/02/14

ダッシュボード
ふと寄ったホームセンターで、とても薄いマイナスドライバーを発見。それで火がつきダッシュボードの革張りを外すことにした。本当ならフロントガラスを外せば良いものを、素人ひとりでは外せない。手がつりそうになりながら、吹き出し口辺りにあるマイナスビスを外した。何度も止めようと思ったほどホントに大変だった。
ここの革張りはダッシュを覆うFRPに革を巻くようにして出来ている。確かに上手く作ったなあと思う。ごめんなさい。でも外してしまう。
おおっ。大発見。

FRPは上手に丁度ツバの部分に引っかけるようになっており、奥の吹き出し口の辺りで4点ビス止めしたあった。 心配していた接着剤の併用も無く、がばっと外れた。良かった~。
特に変な穴もない。一度は塗装を直そうと思ったのか、部分的に塗装を取るほどのヤスリが入っているがまずまずの状態。
残っている本来のワレワレ塗装。結構ひびが大きい。太古の恐竜の皮膚か、干上がった砂漠のオアシスか。ドアパネルの経験から行くと、DIYのエアゾール・クラッキンではこれほど大きなひびはちょっと無理かなあと思う。どうしようか。
最終的にはフロント外して、ちゃんと下地を作ってワレワレ塗装をしようとは思うが、塗装が部分的に削られているとはいえまあまあの状態でもあるから、とりあえず暫定的にこの状態を綺麗にして上から黒塗装をしてみようと思う。前レストアラーの方には大変申し訳ないけど、この部分、ツバ部分のシャープさ。ダッシュボードの車体との一体感とそのシンプルさ。インテリアの要素として非常に重要な部分だったのだということがよく解った。また更に、時を経たものだけが持つ存在感というのか、革を剥がしたことによってそれが突然現れて、室内の雰囲気ががらりと変わった。不思議な話だけれども、初めて本物のアルピーヌに乗ったという実感を感じ、しばし呆然とした。そして嬉しい。

0 件のコメント: