Pare-chocs Avant petit élément
久しぶりに気持ちよく晴れた昨日の朝、あんまり気持ちいいので、こらえきれず出勤前の早朝作業をしてしまった。カツオブシのトリムの時にも触れた、補助灯のシビエ・オスカーを外してみることにした。
シビエ・オスカー。ラリーを意識したオプション仕様。72年当時は280フランでチョイス出来たらしい。"Option; phares antibrouillard - 280F" ちなみにこのとき本体価格はV85 - 25.400Fとある。ちなみに1600S - 35.400F。そして1300形のBerlinetteの総出荷台数は385台。1600が459台。このとき1300はGもSもその前の年までで既に無かったみたいだから、ウチのは72年生まれのV85の1/385ということなのだろうか?
こういう金物で車体に取り付けられている。こう見るとバンパー及びオーバーライダーのための「角」の部分がフォグランプを付けるために設計されている事がよく解る。出生からしてのコンペティションのために作られたわけだから当然といえば当然であるが。 この取り付け金具とオスカー自体のハウジングは本来金具が黒で、ハウジングがライトグレーが一般的。この際そのように塗装の塗り替えをする予定。足柄でも行って本物の色番を日塗工かなにかで特定させててもらおう。4本のビス・ナットを外しオスカーを外す。オーバーライダーの付け根に水平に穴が有ることから、たぶんこの個体は元々バンパー仕様だったのだろうということが想像される。
短い橋渡しのエレメントは左右のバンパーが重なりそれに挟まれる形で留められる。他方オーバーライダー側の角の穴にビス・ナットで留めるのがスジなのだけれど、どうしても上手く手が入らす留められず終い。いったい当時はどうやってこれを留めていたのだろう?バンパー取り付けに回転架台でも使っていたのだろうか?
ビスで固定し、その上に被さるようなカバーのエレメントがある。これは上部を引っかけて下でビス留め。橋渡しのエレメントに対する固定としては支点距離が短いけれども、まあ少なくとも2点で留まるわけだから、オーバーライダー側は留めなくとも良しとした。
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