2009年7月13日

09/07/11

ロンドン
朝起きて見る窓からの景色。ポットに植えられたピンクの花が、レンガやペンキで塗られた窓枠やら、なんだか全ての色とマッチしていてハッとする。移動ばかりですこし疲れてきている模様。
ところでロンドンは15年ぶり。その時の事などほとんど覚えていない。その時も仕事で来たのだけれど、ほぼ仕事に掛かりきりで何も見る時間が無かったのだった。
右を見ろ!で、あ、そうだった。と気が付いた。こんなの以前あったっけなあ。
今回はパビリオンのオープニングのためにやって来た。今日がプライベイトのオープニングである。ハイドパーク内のギャラリーの夏の仮設パビリオン。あらかじめ会場の様子をみてから時間があるので街に出ることにする。
以前来たときは影も形も無かったテートモダンに入ってみた。
こっちに来ると美術館は子供がいっぱいいることに驚き、また、それは素敵なことだなあと思う。また大概子供のための美術館の見方が、プログラムとしてとても丁寧に作られていて、またそれが子供だましでなくとても面白そうなのがこれまた素晴らしい。特にここではどの美術館もFreeだし、今日は土曜日ともあってたくさんの子供連れが。娘さんも連れてきたかったなあ。
最上階のカフェにおのぼりして、テムズ側を眺める。今日は生憎、雨が降ったりやんだりの、絵に描いたようなロンドン日和である。未来的かつ鈍重なミレニアムブリッジ。こういうのはこの国特有のデザインだな。ほんとにたくさんの人が橋を渡っているのが見え、この橋が新しい人の流れを作りだしたことがよく解る。
あ、キュウリ。
橋を渡ってみる。橋から見るテートの眺めはなかなかである。この場所に発電所があったということ。またそれがこんなに格好の良い建物であったということになんだか驚く。
ロンドン特有のタクシーで会場へもどる。タクシーはあの独特の形を継承しながら新しくなっていることに驚く。まあ15年も経ったのだもんな。
会場は盛況だった。話に聞き入る聴衆の皆さん。
いろいろあったのは知っているが、案外上手くできているものだ。仮設なのが惜しいくらいにこの場所にしっくりいっている様に思う。
子供が特にこの屋根の低くなった場所に自然と集まって遊んでいるのが新鮮でかつ印象的だった。屋根が下がってくるだけでも人が自然に惹きつけられ親密になれる場所を作ることができるのだよな。

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